あの超有名俳優ブルース・ウィリスは演技をして吃音を治した?
芸能界の中にも吃音に悩んでいた人はいますが、ハリウッド俳優として活躍するブルース・ウィリスもその一人です。
ブルース・ウィリスと言えば、映画「ダイハード」や「アルマゲドン」が有名ですが、彼は高校時代まで吃音を気にして人前で話すことができなかったようです。
あのブルース・ウィルスが吃音だったなんてものすごく意外ですが、彼は自分のことを障害者だと思っていて、人と話すことを避けていたそうなのです。
今の活躍を見ていると、「本当に吃音だったの?」と思いたくなりますが、
「常にどもっていたような人が、別人のようにスラスラ話せるようになる」というケースは案外多いです。
私もそうでしたが、吃音を克服してみると本当にあっけないです。
さて、そんなブルース・ウィリスですが、どのように吃音を治したのでしょうか?
答えは、「演技」です。
ステージの上で演技をすると吃音が消えていることに気づいたブルース・ウィリスは、その後も演劇部に所属して、学校の生徒会長まで務めるようになったのです。
この「演技」をすることは、実は吃音克服法としてよく取り入れられている方法です。
緊張する電話対応やスピーチのときも、キャラを演じて話してみると吃音が発症しにくいと言われています。
演技をすることで、
①緊張や不安がごまかされて、リラックスした状態で話すことができる。
②話すリズムがとりやすく、歌っているときと同じような発声になる。
③腹式呼吸によって、発声がスムーズになる。
といった効果が期待できます。
ブルース・ウィルスの場合も、演技をすることで自然と話しやすい発声方法が身に付いたのかもしれません。
また、ステージ上で自己表現をすることで自分に自信をもったことも大きなポイントです。
最近の吃音治療では、発声トレーニングを行うより、
こうしたメンタル的な部分を改善させていくと良い、とい考え方が主流になりつつあります。